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執筆者の写真Kouya Tatsu

POLO Direct hire(直接雇用)を完全編


最近は朝晩がかなり冷え込む季節になってきました。

意外とお昼時は暖かいので、着ていく服に悩んでいる方が多いのではないでしょうか。



四季の変化がほとんどない国から来る方々にとっては、日本の冬はかなり堪えるそうです。

冬のどんよりした雰囲気と、慣れない寒さに加えて、異国での生活。



コートをどこで買った方がいいのか、ヒーターとか部屋に置いてもいいのかといった、冬支度に備える問い合わせも増えてくる季節です。


今回は、POLO Direct hire(直接雇用)の完全版として、これを読めば提出書類から申請条件の全てが理解できるようにまとめてみました!!




Direct hire (直接雇用) の条件とは?

 

前回も投稿しましたが、原則、直接雇用は禁止されています。


直接雇用が可能な職は、外交、国際機関、政府機関副大使以上が雇用する場合、つまり、国の重要人物といった偉い人が日本へ入るときには許されているということです。



ただし!ここからが重要なのですが、例外的に上記のような偉い人ではなくても直接雇用が許される場合はあります。それが、今回説明する申請方法です。



申請はPOLO(東京・六本木のフィリピン国大使館内)へ行います。

受け入れる企業は1年以上は営業していることが求められるので、新しく立ち上げたばかりの会社や、個人事業として事業を営んでいる方は、この時点でアウトです。



上場企業のような、大きい会社さんはフィリピンの送り出し機関エージェントを必ず通すように通達を受けるケースが多いので、こちらも注意が必要です。



職種は高度技術・専門職であることが必要です!つまり、日本で技術・人文知識・国際業務といった在留資格で入れそうな内容でないとダメだよということですね。例えば、エンジニアや英会話講師が高度技術・専門職に該当する可能性が高いです。



報酬及び福利厚生はPOLOの中である程度下限が設けられており、月収が23万円以上ないといけない、住宅補助は25,000円以上出さないといけない。などです。この辺の細かな条件は電話で聞くのが確実です。


このような条件をクリアできないと、直接雇用での受け入れは難しいため、通常の方法であるエージェンシーを通して採用がおすすめです。直接雇用で入れるときには、POLOの意見をかなり柔軟に取り入れて変更していかなければなりませんので、忍耐が必要です。



審査の流れ

 

1. 書類作成


2. 審査手続必要申請書類一式をPOLOへ提出

※POLOから返送してもらうための、返送用レターパックも同封してください。


3. POLOで審査開始

※7~10営業日が審査期間です。書類に不備や漏れがあった場合、送り返されてから再度申請すると改めて7~10営業日がかかります。


4. POLOで面談 (英語)

※通訳の動向可。行政書士、人材紹介業者等は同席ができません。


5. 審査書類の認証 

※申請書類がPOLOから返却されます。


6. 在留資格認定証(COE)をフィリピン労働者に送付


7. 労働者は取得したビザの写しと認証書類をPOEAに提出


8. OEC(Overseas Employment Certificate) を取得


9. 来日準備完了!



まとめ

 

Direct hireの書類審査をしっかりクリアできれば、その後の手続きは比較的スムーズに進んでいきます。


まずは丁寧に書類を作り込みましょう。全て英語での作成が必要となっており、日本語の書類は全てに英訳をつける必要があります。


徹底した準備を行えばスピーディーに雇用まで繋がります :)

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