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執筆者の写真Kouya Tatsu

行政書士は稼げるのか?


2019年は、去年の2倍の案件を頂いた、事務所としては飛躍の年になりました。



とは言っても、去年の売り上げがそこまで高くなかっただけですが。



ちょうど、今年必ずやらないといけない支払い・振込を全てのやるべきことを終え、仕事納めと言える日がようやく来ました。



ずっと書きたいことが溜まっていましたが、中々書き出せず、何とももどかしい一年を過ごしました。なので、2019年の仕事を振り返りつつ、行政書士がどうやって仕事を得ていくかを書くことにします。




行政書士は稼げない?


これはネットでもよーーーーく目にします。

弁護士や宅建などの資格に比べると、独立しても食えない。


行政書士平均年収もサラリーマン平均よりも安い。こんな風に具体的に数字として出てしまうから


「コスパが悪い資格」

国家資格のため難易度は高い。


そのくせ食えない資格とまあよく揶揄されます。


約3年間事務所を動かしてきて思うのは、コスパが悪いという意見は、近からず、遠からずだな。ってことです。



そもそも、その考え甘くないですか?

これが僕の答えです。


いや、だってそうじゃない?そもそも取っただけで生活に困らないくらい食える資格があるなら、みんな取ってるでしょ。って思うんです。


こういう風に、行政書士に興味があります!とか、正直資格で食えるの?って聞いてくる方の大半はこういう少し現実的ではない考えを持っています。


じゃあ何で資格を取るの?

まあそうくるよね。じゃあ取る意味なくない?って。行政書士に登録するのに25万。


毎年8万4千円の会費まで払ってるんですよ。


資格は取ってから維持するのが大変なんです。


それだけでなく、資格勉強は行政書士の実務とは全く関係ないため、改めて自分の専門分野の勉強が必要になります。それだけでなく法改正にも対応する必要があります。


簡単にいうと一生勉強が必要な仕事だということです。


話がそれましたが、なぜそこまで大変な思いをしてまで行政書士としてやっていくのか?っていうことへの回答ですが、そもそも仕事ってそういうものじゃないかと思うんです。


逆に楽な仕事なんてこの世にあるなら教えて欲しいですね。。

アルバイトなら責任が伴わないため気が楽になる代わりに、もらえる賃金は比較的安い。


社員なら、アルバイトよりは責任が大きくなるためもらえる賃金も高い。


フリーランスは全てが自分の責任の中で動いていくから、売上は全て自分のものになる。


経営者は自分と社員の生活の責任も負うため、社内の誰よりも多くのお金をもらう。


こんな風にどんな仕事についてもそれぞれ大きな不満や責任を抱えてるんだと思います。


だからこそ、資格で食える・食えないなんて愚問だと思うんです。


大切なのは、自分がどれくらいの責任を負って何を社会にもたらしたいか、還元したいかだと信じています。



資格はそんな時に十分役立ちます。



それは人に「信用」してもらいやすいものだということです。


例えば営業をする時にも、「大手企業でリーダーシップを取っていました!」というよりも、「行政書士として働いています」と言われた方が、この人頭いいんだろうな。


とか資格を持ってるってことは、人を騙したり脅したり変なことはしないだろう。と信用してくれるんです。


これが社会でフリーランス・経営者として生きていくにはとても便利なものとして生きていきます。


自分で仕事をするためには、まず自分が仕事を任せても大丈夫なやつだと信用されることが必要です。


だからこそその信用をある程度担保してくれる資格はそれだけで意味があると言えると思います。


少し長くなりましたが、資格で食えるわけではありません。資格で信用を勝ち取って、それで食えるように自分でやっていくものです。今年も1社でも多くの会社様、1人でも多くの個人クライアント様に貢献でいるよう努めてからもっともっと頑張ります。

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